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パトリックーコックスは、ロンドンで活躍するカナダ人デザイナー

パトリックーコックスは、ロンドンで活躍するカナダ人デザイナー。1963年、カナダ生まれ。20歳でロンドンに渡り、靴作りを学ぶ。ヴィヴィアンーウエストウッド、ジョンーガリアーノなどのコレクションで靴のデザインを担当。引年、ロンドンにショップをオープン、自らのブランド「パトリックーコックス」を発表。93年にローファーからスタートしたセカンドライン「ワナビー」を発表し、世界的な大ヒットとなる。95年春夏から洋服にも進出。スニーカーからスタートした第3のブランドを発表。パトリックーコックスは、これまで洋服の付属品的な位置に甘んじてきたモードつぽい靴を独立した形でブランドとして確立させた先駆者。目立ちすぎず、かといって控えめすぎず、適度な自己主張を持つ。彼の靴を合わせただけで、全体的にファッションがお洒落に見えるのがミソ。しかし、服造りに関してはこだわりがマニアっぽいため、一見するとただのシンプルな服にしか見えない。そのため、素人にはその価値が見つけにくいのが難点。

茶色のスーツも確かに素敵だが・・・

茶色のスーツも確かに素敵なのですが、フォーマルな印象にはあまりなりません。肌の色とスーツの茶色がうまくマッチしないと着る人が老けて見える場合があり、私はあまりお薦めしていません。しかし、茶色はソフトでリラックスした印象が期待できますので、かっちりした服装が求められていない場面では、ほど良いオシャレになります。ビジネスカジュアルには適した色であるといえますね。また、黒のスーツも一定の人気がありますが、やや注意が必要です。以前、黒のスーツはデザイナーズブランドでのみ作られていて、それを着る人もデザインや芸術系の仕事の人がほとんどでした。ですから黒いスーツを着ていると芸術面でのプロっぽさが出るという理由で、黒を選ばれる方が多いようです。しかし、黒は相手に威圧感を与えたり、上手に着こなさないと喪服と間違われたりする可能性があります。日本で通勤着として着る場合には必ずしもNGではありませんが、場面やそのスーツを着て会う相手を考えて選ぶようにしましょう。

ていねいに仕立てあげられた誂え仕立ての服

ていねいに仕立てあげられた誂え仕立ての服は、法外に高価だった。だから、仕立屋の服には手が届かないが、スロップーショップの服などとても恥ずかしくて着られない、という中途半端な層はどうしたかというと、古着屋を利用していたのである。古着商売を担ったのは、主にユダヤ人とアイルランド人。古着商売じたいも日陰商売だった。高価な誂え仕立ての服がどういう経路をたどって古着屋から人手に渡るのか、またそれがどういう評価を得ていたかについては、モーゼズ自身が自社パンフレットの一つに次のように記している。貴族や富める平民の服は、召使へ、召使から古着商へ、古着商から機械工へ、機械工から道路掃除人夫へと渡る。貧しい者は、富める者の古着を喜んで着たものだ。というのも、服はとんでもなく高価だったからである。そこそこの経済力をもったジェントルマン志願者は、道端で以前の所有者に行きかうかもしれないと内心びくびくしながら、昔の装飾品を身にまとわねばならない。そして貧しい者は、中古の晴れ着を着ることによって、上流階級の醜悪なカリカチュアを演じる。衣服が身体に合わなかった場合は修理されてはいるか、もともとその人用に作られた服ではない、というのはいやでもわかるものだ。(『イギリス産業の重要な一分野の発展』、一八六〇年)


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