「通常損耗契約」というもので、契約締結時に、通常の使用による損耗も借主が負担する旨を合意してもらうやり方です(「通常損耗補修特約」と呼ばれています)。「明け渡し時に、下記の部分の修繕費用は借主負担とする」という条項と、「壁紙の張り替え、畳の張り替え、クリーニング」など修繕箇所や修繕内容を、契約書に具体的に記載しておくことで、原状回復費用を借主負担にするのです。通常損耗補修特約さえあれば、その分の原状回復費用を敷金から差し引くことができます。家主さんには、今後の契約締結に際しては、契約書にこの特約を記載することを選択肢のひとつとして考えておいていただきたいと思います。さらに言えば、借主との争いを防止するために、貸す時点で負担部分を口頭説明したうえ、借主に負担を認める旨の念書を作成してもらえば、完璧でしょう。
自分の性格や行動パターンを知らずに、家具を増やしたり、買うモノの色や素材の選択を間違えれば、家事嫌いが進行する原因になりかねません。ところが多くの女性は、自分がどんな性格なのか、あらためて考える機会も少ないのではないでしょうか。そこで、自分の好きな(得意な)家事、嫌いな(苦手な)家事を、一度チェックしてみることをおすすめします。台所の流しに食器が山になったままとか、あるいはソファの上は洗濯モノ置き場になっていませんか。夏なのに、洗濯屋から仕上ってきた冬の洋服が積んだままになっていませんか。部屋の中を見渡すと、「ああー、気にはなっているんだけど……ついつい……」と思い当たる場所はありませんか。気にならずスイスイこなしてしまう家事。つい億劫になって後回しにしてしまう家事。自分でも気づかなかった自分の苦手なことを書き出してみるのです。書いてみると、対策が見えてくることもあるはず。一つひとつの家事は、実は15分あれば終るもの。15分でこれだけのことができるということがつかめれば、時間と気持ちのゆとりがある日には、15分プラス15分と、拡大していけばいいのです。
食器の中でもとくに場所をとるのは、取っ手付きのカップ類。取っ手があるぶん場所を取り、重ねると安定が悪くなって傷つきやすい。そこでおすすめなのが、食器棚の天板にカーテンレールを付ける方法。カーテンレールのフックに取っ手を引っかけて、カップ類を上からつるす。空間の上部を有効利用できるうえ、棚に並べるときと比べると、斜めにかけられるぶん、同じスペースでもより多くのカップを収納できる。また、シンクの上部にある戸棚は、棚の数が少なく、手が届きにくいため、デッドスペースになりやすい。これではせっかくの空間がムダになってしまう。市販の棚やコの字形ラックなどを利用して、空間を区切れば、2段に物を置くことができ、空いた空間を有効に活用できる。